底のないリング状のタルト型に生地を敷く方法とタルト生地のから焼きのしかたを紹介します。
底なしのリング型はフランスのパティスリーでは一般的に使われているタルト型です。このリング型を使うと、焼いた後に生地が型からはずしやすく、かつ底がしっかりと焼き上がるというメリットがあります。
このタルト生地の敷き方はシュクレ生地やサブレ生地、ブリゼ生地などすべての生地に適しています。
準備するもの
- シュクレ生地/サブレ生地/ブリゼ生地
- バター 5gほど
- めん棒
- リング状のタルト型
- 作業台
- フォーク/ピケローラー
- ナイフ/ペティナイフ
- オーブンシート
シュクレ生地/サブレ生地/ブリゼ生地とバターは使用するまでは冷蔵庫に入れておきます。
タルト生地の敷き方
タルト型の側面内側にバターを薄く塗ります。バターの塊が残らないように薄く塗りましょう。オーブン板の上にオーブンシートを敷き、その上にタルト型をのせておきます。
作業台に小麦粉を振り、タルト生地が台にくっ付かないようにします。タルト生地を置きます。
めん棒を用いてタルト生地を伸ばします。厚さは3~4mm程度になるように伸ばし、同じ厚さになるようにします。生地は1/4ずつ回転させていき、伸ばすと同じ厚さになります。
タルト型を生地の上にのせて、型よりも大きいかどうかを確認しましょう。
タルト生地をめん棒に巻き付けます。
タルト型の上で生地を広げて、かぶせます。
手を使い、型の内側に立ち上がらせるために生地の縁を持ち上げます。人差し指と中指の甲をつかって持ち上げていきます。生地を内側側面にしっかりと押し付けます。
めん棒をタルト型にのせて転がし、生地を切ります。残った生地はラップに包んでおきます。
タルト型の上に垂れた生地を指を使って立たせていきます。
ペティナイフ(ナイフ)を用いて、タルト型の上にはみ出た生地を切ります。
親指を生地とタルト型に沿わせて、一周させます。生地と型がくっ付きすぎず、取り外しやすくするためです。
生地の底にフォークで跡をつけます。生地が膨れるのを防ぐためです。
生地を冷蔵庫に入れ、30分ほど冷やします。生地を冷やすことで、側面の生地が倒れなくなります。
タルト生地の空焼き
タルト生地は中にクリームや果物を詰めて焼いたり、生地だけを最初に焼いて後にクリームを詰めるという作り方があります。今回は空焼きのしかたを紹介します。
オーブンを180℃に予熱し始めます。タルト生地は直前まで冷蔵庫に入れておきます。
余熱が終わったら、タルト生地をオーブンに入れて、15分ほど焼きます。オーブンによって焼き時間が異なるため、目安としてください。
リング型を少し持ち上げて、焼き色がしっかりとついていたら焼き上がりです。
オーブンから出したら、リング型を付けたまま冷まします。あら熱が取れたら、リング型を取ります。
タルト生地の側面の表面にあるはみ出た生地はピーラーやナイフで削げとります。
以上、タルト生地の敷き方と空焼きのしかたでした。
こちらの記事も参考にご覧ください。
おいしい知識を手に入れよう!お菓子のレシピから学ぶフランス語講座
フランスのお菓子は世界的に有名ですが、なぜそのおいしさに魅了されるのでしょうか?
「お菓子のレシピから学ぶフランス語講座」では、フランスのお菓子作りの秘訣を探りながら、同時にフランス語を学ぶ貴重な機会を提供しています。
この講座では、本場フランスのお菓子のレシピをフランス語で読み解きながら、フランス語を習得します。マドレーヌ、タルト、シュークリームなど、フランスでも定番のお菓子のレシピを通じて、フランス語の基礎から応用まで幅広く学ぶことができます。
フランス語の勉強が初めてでも大丈夫!当講座では基本的なフランス語表現から、食材や道具の名前、作り方までを丁寧に解説しています。おいしいお菓子のレシピを作りながら、楽しくフランス語を学ぶことができるでしょう。
フランス語を学ぶだけでなく、お菓子作りの知識も身につけることができるこの講座は、フランス語学習者とスイーツの愛好者にとって理想的な組み合わせです。ご自宅で学べるダウンロード形式なので、時間や場所に制約されずに学ぶことができます。
「お菓子のレシピから学ぶフランス語講座」に参加して、おいしい知識を手に入れましょう!フランス語の魅力とフランスのお菓子作りの楽しさを同時に体験し、自分自身を豊かにしませんか?ご参加をお待ちしています!