卵とバター、砂糖、小麦粉で作るカトルカールの作り方、材料や道具を紹介します。カトルカールとは4/4(quatre-quarts)といい、材料を同じ量づつ使うため、フランスではこの名前がつけられました。いわゆる、パウンドケーキのことです。
今回は、ベーキングパウダーを使わずに、生地を膨らませています。バターと卵を混ぜるときにはしっかりとふんわりとするまで混ぜましょう。出来上がりは、キメが細かくて口の中でほろっと溶ける食感に出来上がります。
- 調理時間:20分
- 焼成時間:40分〜50分
[フランス語名]
カトル・カール Quatre-quarts
カトルカールの材料
16cmのケイクドロワ型1台分
卵 | 3個 |
バター | 卵と同じ量 |
砂糖 | 卵と同じ量 |
薄力粉 | 卵と同じ量 |
薄力粉・バター | 各々10g程度(型用) |
まず、殻を割って卵の重さをはかります。その卵と同じ量のバター、砂糖、薄力粉を計量します。
必要な道具
- ボウル
- 泡立て器
- ゴムベラ
- 卓上ミキサー・ハンドミキサー(あれば)
カトルカールの作り方/レシピ
カトルカールはボウルに材料を少しづつ加えて混ぜて作ります。
準備
- バターは使用する1時間ほど前に冷蔵庫から出しておきます。
- ケイクドロワ型の内側に冷たいバター(適量)を指を使って塗り、薄力粉を薄くはたきます。
- 型は使う直前まで冷蔵庫に入れておきます。
- オーブンを180℃に予熱し始めます。
1. バターを柔らかくしましょう
ボウルにバターを入れ、泡立て器で柔らかくなるまで混ぜます。白くてふわっとするまで混ぜましょう。


2. 砂糖を加えましょう
バターが白っぽくなったら、砂糖を加え、さらに混ぜ合わせます。
![バターに砂糖を加える[カトルカールの作り方 Cake aux fruits]](https://patissieres.com/recette/wp-content/uploads/2019/05/cake_4-1024x768.jpg)
![バターに砂糖を加える[カトルカールの作り方]](https://patissieres.com/recette/wp-content/uploads/2020/01/2.jpg)
3. 卵を加えましょう
バターと砂糖を混ぜた生地がふんわりとしたら、卵液を少しづつ加えながら混ぜ合わせます。生地がふんわりとするまで混ぜ合わせましょう。
![卵を加えて混ぜる[カトルカールの作り方]](https://patissieres.com/recette/wp-content/uploads/2019/05/cake_10-1-1024x777.jpg)
![卵を加えて混ぜる[カトルカールの作り方]](https://patissieres.com/recette/wp-content/uploads/2020/01/3.jpg)
4. 薄力粉を加えましょう
薄力粉を加えて、ゴムべらで混ぜ合わせます。小麦粉が見えなくなってから、40回ほど艶ができるまで混ぜます。
![小麦粉を混ぜる[カトルカールの作り方]](https://patissieres.com/recette/wp-content/uploads/2020/01/4.jpg)
![小麦粉を加えて混ぜる[カトルカールの作り方]](https://patissieres.com/recette/wp-content/uploads/2019/05/cake_11-1024x768.jpg)
5. 型に生地を入れましょう
生地をケイクドロワ型に流し入れます。
![生地を型に入れる[カトルカールの作り方]](https://patissieres.com/recette/wp-content/uploads/2020/01/5.jpg)
6. オーブンで焼成しましょう
180℃に熱したオーブンに入れて、40分〜50分程度焼きます。表面にこんがりと焼き色がついたらオーブンから出し、金網の上におきます。
![焼成する[カトルカールの作り方]](https://patissieres.com/recette/wp-content/uploads/2020/01/6.jpg)
![焼成する[カトルカールの作り方]](https://patissieres.com/recette/wp-content/uploads/2020/01/9.jpg)
余熱が取れたら、ラップに包んで保存します。
![出来上がり[カトルカールの作り方]](https://patissieres.com/recette/wp-content/uploads/2020/01/10.jpg)
![出来上がり[カトルカールの作り方]](https://patissieres.com/recette/wp-content/uploads/2020/01/8.jpg)
今回は、ベーキングパウダー等の膨らし粉を使っておらず、卵とバターの力で膨らませています。生地のキメが細かく、大きな穴ができていないのが特徴で、口の中でほろっと溶けます。
焼き上がった翌日から3日目がしっとりとして、よりほろっとした食感になります。