クレーム・シャンティイとは砂糖と生クリームを合わせたデザートの名称です。フランスのシャンティイ城で作られはじめたため、この名前で読んでいます。
一般的に泡立てた生クリームのことはCrème fouettée(クレーム・フォユテ)といいます。
砂糖だけでなく、バニラなどの香りを付けることもあります。シュー・ア・ラ・クレーム(シュークリーム)の中身やババロワの土台、タルトに添えられるクリームとして用いられたり、タルトなどに添えてデザートとして提供されます。
クレーム・シャンティイの材料や道具、作り方を詳しく説明します。
- 調理時間:10分
[フランス語名]
クレーム・シャンティイ Crème Chantilly
クレーム・シャンティイの材料
生クリーム(脂肪分30%以上) | 500g |
粉糖 | 50g |
生クリームの脂肪分30%以上のものを使用して下さい。それ以下だと生クリームが泡立ちません。
※砂糖の量は生クリームの10%が目安です。
※生クリームは使う直前まで冷蔵庫に入れておきます。使う直前の5分間、冷凍庫に入れておいてもかまいません。
必要な道具
- 卓上ミキサー/ワイヤーホイップ
- ハンドミキサー
- 泡立て器
- ボウル
泡立てるときには卓上ミキサー・ハンドミキサー・泡立て器かのいずれかを使ってください。
クレーム・シャンティイの作り方
卓上ミキサーにボウルとワイヤーホイップをセットします。
ボウルに生クリームに入れ、粉糖を加えます。最初は低速(速度3)でミキサーを回して、粉糖を溶かします。
![生クリームをボウルに入れる[クレーム・シャンティイの作り方 Crème Chantilly]](https://patissieres.com/recette/wp-content/uploads/2019/05/creme-chantilly_3-1024x768.jpg)
![粉糖を加える[クレーム・シャンティイの作り方 Crème Chantilly]](https://patissieres.com/recette/wp-content/uploads/2019/05/creme-chantilly_4-1024x768.jpg)
粉糖がある程度溶けたら、高速(速度10)にしてミキサーを回します。
![生クリームを泡立てる[クレーム・シャンティイの作り方 Crème Chantilly]](https://patissieres.com/recette/wp-content/uploads/2019/05/creme-chantilly_5-1024x768.jpg)
![生クリームを泡立てる[クレーム・シャンティイの作り方 Crème Chantilly]](https://patissieres.com/recette/wp-content/uploads/2019/05/creme-chantilly_6-1024x768.jpg)
固くツノが立つ程度の9分立てまで泡立ったら、できあがりです。クレーム・シャンティイは9分立てにかたく泡立てます。
![生クリームを泡立てる[クレーム・シャンティイの作り方 Crème Chantilly]](https://patissieres.com/recette/wp-content/uploads/2019/05/creme-chantilly_7-1024x768.jpg)
![生クリームを泡立てる[クレーム・シャンティイの作り方 Crème Chantilly]](https://patissieres.com/recette/wp-content/uploads/2019/05/creme-chantilly_9-1024x768.jpg)
泡立てたらすぐに絞り袋などに入れて早めに使いましょう。
生クリームの脂肪量によって泡立つまでの時間が異なります。脂肪分が高いほど早く泡立ちます。
クレーム・シャンティイの保存
クレーム・シャンティイはなるべく早めに一度で使い切ることがおすすめですが、保存することもできます。
空気に触れないようにラップに包んだり、絞り袋に入れて冷蔵庫で保存します。作ってから24時間ほどは保存できます。
純正クリームだと早めにクリームと水分が分離しはじめますが、添加物の入っているクリームは保ちが長くなります。