フランス菓子の基本の生地であるブリオッシュ生地はバターや卵の入ったふわふわとしたリッチなパンです。形や中身を変えてブリオッシュとしたり、トロペジェンヌやクグロフなどのベースとなります。
ブリオッシュ生地を作るのに必要な材料や道具、作り方や行程を詳しく説明します。
- 調理時間:60分
- 発酵時間:1時間30分以上
- 冷蔵時間:2時間以上
[フランス語名]
パッタ・ブリオッシュ Pâte à Brioche
ブリオッシュ生地の材料
ブリオッシュ(50g)24個分
薄力粉 | 500g |
塩 | 10g |
砂糖 | 5g |
生酵母(イースト) | 20g |
卵 | 300g(Sサイズ6個分) |
無塩バター | 250g |
バターは作る1時間ほど前に冷蔵庫から出し、1cm角に切っておきます。
必要な道具
- ストップウォッチ
- 卓上ミキサー/ドゥーフック
- ボウル
- スケッパー
- 布巾/ラップ
- 刷毛
- 温度計(あれば)
- 秤
- オーブン
- オーブンシート
ブリオッシュ生地の作り方
今回は、卓上ミキサーを使って、ブリオッシュ生地をこねていきます。
卓上ミキサーにドゥーフックをセットします。
1. 酵母を入れる前に軽く混ぜます
ボウルに薄力粉、塩、砂糖、卵を入れ、ミキサーを速度2で30秒程度回します。酵母を入れる前に、軽く混ぜ合わせます。
塩と砂糖が酵母に直接触れてしまうと、発酵の力が弱まってしまいます。ですので、事前に塩と砂糖を他の材料と混ぜておきます。
2. 酵母を加えます
ボウルに酵母を加え、ミキサーの低速(速度1)で2分こねます。ボウルの側面に生地がついたら、スケッパーで削げとります。
3. 8分こねましょう
ミキサーを中速(速度5)にして、8分こねます。
4. バターを加えましょう
ミキサーを低速(速度2)にセットして2分こねます。側面についた生地はスケッパーで削げとります。
5. 10分こねましょう
ミキサーを中速(速度5)にセットして、10分こねます。
6. 生地のこね終わりの目安
こね終わった生地には艶が出ています。生地は26℃を超えないようにしましょう。
チョコレートチップやナッツ類を加える場合は、この時点で加えます。
7. 生地を休ませよう
ブリオッシュ生地をボウルに入れ、濡らした布巾やラップをかけます。生地が乾燥しないようにしましょう。
そのまま、常温に30分程度おきます。
8. ガス抜きをしましょう
生地の中のガスを抜きます。生地を冷蔵庫から出し、布巾やラップを外します。手を握りしめてグーをつくって、生地の中に突っ込みます。
これを数回行うことで、生地の中のガスが抜けます。グーでパンチすると空気が抜けていくのを感じます。
9. 生地を冷やします
もう一度、濡れ布巾やラップをかけ、冷蔵庫で2〜24時間冷やします。
冷やすことで、バターが冷たくなって生地が成形しやすくなります。休ませている間も生地は膨らみます。
この後、ブリオッシュ生地を成形し、2次発酵をおこないます。つくりたい形や大きさによって成形は異なります。
それぞれのレシピ記事にて、2次発酵と成形や焼成について説明します。
以上、ブリオッシュ生地の基本の作り方でした。
こちらの記事も参考にご覧ください。
おいしい知識を手に入れよう!お菓子のレシピから学ぶフランス語講座
フランスのお菓子は世界的に有名ですが、なぜそのおいしさに魅了されるのでしょうか?
「お菓子のレシピから学ぶフランス語講座」では、フランスのお菓子作りの秘訣を探りながら、同時にフランス語を学ぶ貴重な機会を提供しています。
この講座では、本場フランスのお菓子のレシピをフランス語で読み解きながら、フランス語を習得します。マドレーヌ、タルト、シュークリームなど、フランスでも定番のお菓子のレシピを通じて、フランス語の基礎から応用まで幅広く学ぶことができます。
フランス語の勉強が初めてでも大丈夫!当講座では基本的なフランス語表現から、食材や道具の名前、作り方までを丁寧に解説しています。おいしいお菓子のレシピを作りながら、楽しくフランス語を学ぶことができるでしょう。
フランス語を学ぶだけでなく、お菓子作りの知識も身につけることができるこの講座は、フランス語学習者とスイーツの愛好者にとって理想的な組み合わせです。ご自宅で学べるダウンロード形式なので、時間や場所に制約されずに学ぶことができます。
「お菓子のレシピから学ぶフランス語講座」に参加して、おいしい知識を手に入れましょう!フランス語の魅力とフランスのお菓子作りの楽しさを同時に体験し、自分自身を豊かにしませんか?ご参加をお待ちしています!